@日本茶喫茶・ギャラリー 楽風 2020.06.11-06.16
何にも脅かされることもなく平穏な心地のみで生きていける場所があるならば、そこは素晴らしく良い場所だろう。 そこがどこにあるのかもわからないし、そして恐らくそこはどこにもないのだと知っている。 ただぼんやりとしたあこがれで、これらの絵を描いている。
この数ヶ月、制作のための買い出しに向かいながら、これは不要不急と見做される外出だなあと思っていた。 特に誰かを救うために絵を描いているわけでもないのだし、確かにそういうことだ。 これらは不要不急の行いから描かれた絵画だけれども、私にとっては紛れもなく、必要不急の行為とその結果である。